元妻が子供との面会の見返りに300万円を要求
離婚調停時に、私は子供と月1回宿泊を含む面会の約束を元妻と合意した*1。
しかし、離婚が成立した途端、元妻は一切面会交流に応じなくなった。そればかりか、子供に父親である私を泥棒であると虚偽の事実を吹き込んで洗脳した。
当事者間で何度も交渉したが、元妻は福岡という遠方に逃げた安心感と親権を得た増長から、傲慢な態度で拒否し、「子供はお前に会わなくなって喜んでいる」「お前からの手紙が来るたびに子供の様子がおかしくなる」などの執拗な嫌がらせを行ってきた。
調停を行った東京家庭裁判所に履行勧告を申し立てたが、家裁調査官は元妻に電話しただけで何も確かめることなく、「お子さんが会いたがっていないようですからしばらく面会を控えてはどうですか」と、東京家裁内で合意した調停内容の反故を逆に私に薦めてくる始末*2。
履行勧告なんて、家裁の自己満足、仕事してマスというアピール以外に何の役にも立たない無駄な制度だってことがよくわかった。
この時点で、元妻や家裁から騙されたことに気づいたけど、国家権力相手ではどうにもならない。東京家庭裁判所は、面会交流の合意がちゃんと守られているか調べて親権者を指導する面倒な仕事よりも、親権者に阿って面会を求める別居親を排除する楽な仕事を選んでいる。例えるなら、強姦魔が家に居座ってレイプを繰り返しているのに、裁判所は強姦魔を逮捕せず被害者に強姦魔との結婚を勧めているようなもの、東京家裁は強姦魔の味方をしているのだ。
結局、私はしばらく面会を諦めざるを得ないと判断して3ヶ月ほど元妻への連絡を控えた。何より元妻が冷静になって面会に協力的になってくれなければ面会が成立しない。調停合意なんて何の役にも立たず、ひたすら親権者のご機嫌を伺わなければ、実の息子に会うことすらできない。家裁は知らん顔。
しかし、8月になって問題が起きた。私の父、息子にとっての実の祖父に末期がんが見つかり余命1ヶ月と宣告された。
父は初孫である子供を大変可愛がっていたが、元妻が面会を妨害してからまともに孫の顔を見ることもできなかった。私は、一目でも孫の顔を見せてやりたいと思って、ただひたすら低姿勢に元妻にお願いした。
「土下座でも何でもするから、どうか父に孫の顔を見せてやってほしい」
それに対する元妻の返事は
「あわせてほしいなら300万円払え」
というもの。こちらの弱みにつけこんで親権者であることを利用して子供との面会に300万円と吹っかけてきた。
そんな大金、すぐに準備できないと、とりあえず低姿勢に譲歩をお願いしたが、元妻は
「借金しろ。300万円の振込みを確認したら子供を連れて行く」
と回答。
元妻のやっていることは、子供の面会を人質にとった身代金要求だし、恐喝。
しかし、警察に相談したが、刑法上の犯罪にはならないと門前払い。警官が言ったのは「払う義務はありません」というセリフ。お前、子供が誘拐された親にそのセリフ言えるのか?
払う義務はない、そんなことは知っている。調停合意の中に債権債務がないことを確認する記載があるんだから、調停合意外の不当な金銭要求であることは誰が見てもわかる。
しかし払わなければ、がんに冒された父親は孫の顔を見ることすら適わず死んでしまう。
日本では、余命わずかな老親に孫の顔を見せたいと思う孝行につけこんで子供との面会を大金で売ろうとするような行いを、「母性」と呼ぶらしい。